よく言うじゃないですか。
自分が納得した家が建つまで3回は建てろって。
スタジオもそうだなと、最近思います。
この写真は1つ目にあたる前のスタジオ。稼働は1年少々と
短かったけど、手作りだったので割と気に入ってました。
自分でも気に入っているSEB160はこのスタジオで制作。
このスタジオの不満は、ラージモニタがなかったこと。
やっぱダンスミュージック作るんだったら、聞いていて腹に
ドンと響くキックとベースを作り込まないとね。
DJやってたときは、制作した音源をCD-Rに焼いて営業終了後とか
かけて、「あ、Lowがたりないな」とか「Hiが出過ぎだ」とか
判断できたけど。
はるばるフィンランドから木箱に入って、届けられた1038B。
というわけでラージモニター(通称ラージ)の選定にも時間を
かけました。こんなことしてたから工期が遅れたのか? (笑)
結局、Genelec 1038Bとmusikelectronic geithain RL901の2つに
絞って実物を聞き比べた結果、Genelecに軍配が上がりました。
爆音で聞いても3次元的な広がりと定位がはっきりわかるので、
ロック系なんかは目をつぶればそこに演奏者がいる感じです。
人と比べると、そこそこ大きいことがわかるかな?これを
フラッシュマウントで取り付けることにもコダワリました。
(注:フラッシュマウント=壁にスピーカーを埋め込んで設置する方法)
フラッシュマウントにすると低域の出方が全然違うので、
これも譲れない一線で、職人さんを泣かせました(笑)
埋め込みの角度とか、微妙な高さとか。
ほら、B型ってこだわるとこにはトコトンこだわるじゃないですか(笑)
興味がないことには見向きもしないですけど。